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【QQQ】NASDAQ100ETFを分析しました

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NASDAQ100指数に連動するETF(QQQ)について、分析してみた。

 

QQQのデータだけ見ても、その銘柄が優れているのかどうかが分かりにくいので、アメリカ市場のベンチマークであるS&P500ETF(VOO)と比較しながら解説します。

基本データ

ティッカー QQQ VOO
銘柄名 インベスコ・トラストシリーズ1 バンガード・S&P500 ETF
ベンチマーク NASDAQ100 インデックス S&P500 インデックス
投資対象 ナスダック市場の時価総額上位100銘柄(金融銘柄除く) 米国の主要業種を代表する大企業500銘柄
ファンド設定日 1999/3/10 2010/9/7
データ基準日 2020/6/5 2020/5/31
構成銘柄数 103 510
経費率 0.20% 0.03%
データ基準日 2020/6/5
平均出来高 6,150万 800万
純資産総額 1,104億ドル 1,465億ドル

 

 

解説

  • ベンチマークと投資対象

QQQは、ナスダックに上場している3,000社以上の中から金融セクターを除いた、時価総額上位100社の集まりである、「NASDAQ100指数」に連動するETFである。

 

NASDAQ(ナスダック)は、アメリカの新興市場という位置づけであるが、日本と違って強者だらけで、古い会社も多い。

たとえば、Apple(創業44年)、Microsoft(創業39年)、Amazon(創業25年)、Alphabet(Google)(創業21年)、Facebook(創業16年)といった猛者が群雄割拠してる恐ろしい市場。

また、ペプシ・コーラで有名なPepsiCo(創業100年)のように、2017年にNYSEからNASDAQに引っ越してくるといったこともある。

 

運営会社のインベスコは、正直、日本ではあまり有名な会社ではないけど、公式サイトによるとETFの世界シェアランクは4位らしい。

また、インベスコ自体がNYSEに上場もしていて、財務も公開されているので、会社が万一危なくなったとしても早めに兆候をつかむことができる。ティッカーは「IVZ」。

 

 

  • 構成銘柄数

ナスダック100指数に連動しているので、原則100社。

四半期ごとにリバランスされるので、タイムラグなどでちょうど100社じゃないのが普通。

構成銘柄の詳細についてはこの記事の後半で取り上げているので、そっちで説明します。

 

 

  • 経費率

経費率はETFを持ち続けている間、毎年かかる費用。

QQQの経費率は0.20%でちょっと高め。

株価パフォーマンスがいいので、0.20%なら必要経費としてぎりぎり割り切れる水準。

ファンド規模が大きいのでもっと下げられるんじゃないかとも思うけど、ベンチマークの使用料とかもあり、競合するETFもないので難しいのかもしれない。

バンガード社とは違って、ファンド規模が大きくなったら勝手にさげますねっていう仕組みもなさそう。

 

 

  • ファンド設定日と純資産総額

ファンド設定日は1993年で、27年ほどの運用実績がある。

それに、10兆円越えの超巨大ファンドなので、早期償還されて運用が打ち切られる心配はまずなさそう。

 

 

  • 平均出来高

出来高が高いかはすごく重要。

流動性が低いと価格が飛びやすいので、買う時も、売る時も不利な価格で取引されやすくなる。それに、何たらショックとかの時に売りたくなっても、売る相手を見つけてくるのが大変になる。

NASDAQ100指数に連動したETFを買おうとするとQQQくらいしかないので、圧倒的な出来高を誇っている。

 

 

成長性

ティッカー QQQ VOO
データ基準日 2020/5/31
Price/Earnings 26.81 22.87
Price/Book 5.55 2.87
Price/Sales 3.73 2.08
Price/Cash Flow 15.18 11.30
Long-term Earnings % 12.40 8.65
Historical Earnings % 12.86 11.48
Sales Growth % 12.17 6.92
Cash-Flow Growth % 10.42 7.54
Book-Value Growth % 8.77 6.62

(出所:Morningstar)

 

次に、ETFの成長性について。

 

本当は各数値の中身まで見て、さらに複数年のデータで比較しないと正確な判断はできないけど、データがないので、あるデータを使って比較していくしかありません。

 

 解説

  • 売上成長率

成長性を見るときは、まずは売上成長率、収益成長率が重要。

売上げはちゃんと伸びているか?

株主の取り分である純利益は伸びているか?

売上が伸びなければ、企業が成長してないってことだし、インフレにも対抗できない。

一方で、売上が伸びてもコストが大きく伸びていれば、株主の利益である純利益が増えていかない。

 

QQQの売上成長率は12.1%で、6.9%のVOOを大きく上回っている

12%は6年で倍になるペースなので、最近の成長率は非常に高い。

構成銘柄のアマゾン、グーグル、フェイスブックは年20%かそれ以上のペースで売上が伸びているので、そのことが大きく影響しているのかもしれない。

これらの企業はVOOにも入っているけど、VOOは1社あたりの割合が低いので、全体への影響力が少ない。

 

 

  • 収益成長率

収益成長率はかなり大事な数値。

EPSが高くなると、株価にも反映される可能性が高い。

株価は結局は人気で決まるので、あくまでも「可能性」だけど。

QQQは12.8%と2桁成長で高めなので、申し分ない

VOOも11.4%と同じくらい高い。

ベンチマークと言われているS&P500でこれだけの数値を出しているので、多くのファンドが勝てないのも無理はない。

「Long-term Earnings %」はアナリスト予想なので、私が見てるのは「Historical Earnings %」の方です。

 

 

  • キャッシュフロー成長率

cash earningsとのことなので、営業キャッシュフロー成長率のことだと思います。

QQQは、年利10.4%で増えている。

 

 

  • 純資産成長率

純資産は企業の資産から負債を差し引いた額のことで、株主の持ち分なので、これも伸びていることが重要

QQQは8.7%で、VOOの6.6%を上回っている

 

 

  • 株価収益率(PER)

株価収益率は、株価が純利益の何倍になっているかを表している。

どれだけ人気(お金)が集まっているかの目安にはなるけど、ただそれだけ。

買う時には低く、売る時には高くあってほしい数値。

QQQは26倍で、ベンチマークであるVOOの約23倍に比べると高め

 

 

  • 株価純資産倍率(PBR)

株価純資産倍率は、株価が純資産の何倍になっているかを表している。

これも人気投票の結果にすぎず、買う時には低く、売る時には高くあってほしい数値。

QQQは5.5倍と、3倍程度のVOOに比べると高め

  

 

ティッカー QQQ VOO
データ基準日 2020/3/31 2020/5/31
自己資本利益率(ROE) 32.57% 19.62%

(出所:Invesco、Vanguard)

 

  • 自己資本利益率(ROE)

これも投資家としては重要な数値。

株主資本(自己資本)を使って、どれくらいの純利益(株主の利益)を稼ぎ出しているかが分かる数値。

QQQは32.5%と高め。

基準日は異なるけど、19.6%のVOOよりも効率的にお金を稼いできていることが分かる。

自己資本利益率が高いと、EPSが上がるスピードも速くなるので、株価に反映される可能性が高くなる。

これも、あくまでも「可能性」ね。

 

 

  • 簡単なまとめ

QQQの成長性データは、すべてVOOを上回っている。

成長性が高い企業にはお金(人気)が集まりやすいので、PERやPBRも高くなっている。

 

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株価とトータルリターン

株価チャート

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赤が、QQQ

黒が、S&P500

チャートの始まりはQQQが設定された1999年からで、そのころはVOOはまだ出来てないので、比較対象は原データのS&P500です。終わりは、2020年6月5日まで。

 

QQQは、2000年初頭のITバブルで大きく上場したけど、バブルがはじけてまっさかさま。

ITバブル時のピークである2000年3月の120.5ドルに戻ったのは、なんと16年後の2016年12月!!

2016年以降はすごい勢いで株価が上がり続けているけど、16年間も含み損状態で持ち続けるには、よほどの精神力か忘却力がないとできないので、普通の人にはまず無理。

バブルに巻き込まれることほど怖いものはない。

 

また、チャートからはコロナショックからの立ち直りの速さが見て取れる。

S&P500はまだ回復途中だけど、QQQはV字回復どころか高値を更新してしまった。

 

トータルリターン

ティッカー QQQ VOO
基準日 2020/5/31
1年 35.17% 12.79%
3年 19.20% 10.19%
5年 17.30% 9.82%
10年 18.94% 13.43%


これまでS&P500は長期では平均7%の成長をしてきたというデータもあるけど、直近10年のリターンは13.4%と、株式投資にとってはいい時期だったことがわかる。

 

そんな市場環境が良かったこともあり、QQQのトータルリターンは直近1年は35.1%と驚異的すぎる

10年単位でみても18.9%と優秀すぎる。

ちなみに、世界4位の億万長者であるバフェットさんの会社、バークシャー・ハサウェイでも長期の平均リターンは20%くらいです。

何も考えずに、バフェットさんと同じくらいのリターンが出せるQQQは、とんでもないETF。

 

また、QQQは収益成長率が2桁成長なので、ただの人気だけではなく実体を伴っていると見て良さそう。

ただ、売上や収益の年間成長率が12%程度なのに、ここ10年の株価は平均20%近く成長しているので、株価の上昇スピードが早すぎの感は否めない。

株価が割高な時に買わないようにしたい。

 

 配当金

ティッカー QQQ VOO
データ基準日 2020/5/31
株価(終値) 233.36 279.75
直近1年間の分配金 1.6201 5.2938
分配金利回り 0.69% 1.89%
配当スケジュール 四半期ごと(3.6.9.12月)

※配当利回りは、直近1年間の分配金 ÷ 基準日の株価(終値)で算出

※直近1年間の分配金は2019年6月期~2020年3月期まで

  

QQQの配当利回りはあまり高くない

理由の一つは、成長性があって、人気が高く、単純に株価が高いから。

もう一つの理由は、成長企業は利益を株主に配当として還元するよりも、事業に再投資した方がいいので、配当を出していない企業も多い。

上位10銘柄中、アマゾン、フェイスブック、グーグル(クラスA、C)が無配企業。

成長企業は無配でも、成長してくれれば株価がついてくるので、多くの株主は文句は言わない。

インカムゲイン(配当)よりも、キャピタルゲイン(株価値上がり益)を取りにいくのに向いているETF。

 

四半期ごと配当金額

  3月 6月 9月 12月 年間分配金
2003年 - - - 0.01358 0.01358
2004年 - - - 0.37858 0.37858
2005年 - 0.03476 - 0.10110 0.13586
2006年 0.02910 0.02570 0.02340 0.05449 0.13269
2007年 0.02670 0.03693 0.02600 0.05331 0.14294
2008年 0.03252 0.03441 0.02807 0.04346 0.13846
2009年 0.04888 0.04394 0.04076 0.07760 0.21118
2010年 0.05146 0.08930 0.11155 0.10832 0.36063
2011年 0.07687 0.12079 0.10434 0.16052 0.46252
2012年 0.11283 0.14312 0.20020 0.36663 0.82278
2013年 0.15931 0.22361 0.23771 0.27241 0.89304
2014年 0.57919 0.24910 0.23780 0.38681 1.45290
2015年 0.24806 0.25416 0.26002 0.34233 1.10457
2016年 0.31780 0.28665 0.29387 0.35494 1.25326
2017年 0.27415 0.37842 0.31938 0.32941 1.30136
2018年 0.27655 0.37837 0.32975 0.42060 1.40527
2019年 0.32421 0.41558 0.38415 0.45765 1.58159
2020年 0.36269        

 ※2014年3月期には2回配当あり


ETFの設定自体は1999年からだけど、配当が出たのは2003年から。

2000年初頭にITバブルがはじけていたことも影響しているのかもしれない。

 

配当成長率

  年間分配金 成長率 増配率 5年複利 10年複利
2003年 0.01358 100%   - -
2004年 0.37858 2788% 2,687.8% - -
2005年 0.13586 1000% ▲64.1% - -
2006年 0.13269 977% ▲2.3% - -
2007年 0.14294 1053% 7.7% - -
2008年 0.13846 1020% ▲3.1% 59.1% -
2009年 0.21118 1555% 52.5% ▲11.0% -
2010年 0.36063 2656% 70.8% 21.6% -
2011年 0.46252 3406% 28.3% 28.4% -
2012年 0.82278 6059% 77.9% 41.9% -
2013年 0.89304 6576% 8.5% 45.2% 52.0%
2014年 1.45290 10699% 62.7% 47.1% 14.4%
2015年 1.10457 8134% ▲24.0% 25.1% 23.3%
2016年 1.25326 9229% 13.5% 22.1% 25.2%
2017年 1.30136 9583% 3.8% 9.6% 24.7%
2018年 1.40527 10348% 8.0% 9.5% 26.1%
2019年 1.58159 11646% 12.5% 1.7% 22.3%
2020年          

 ※2014年3月期には2回配当あり

 

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配当支払いがはじまった2003年を100%とすると、2019年は1万%超えと驚異の成長率。 

ただ、配当支払い回数も違ったりするので、このデータをいくら見ても将来にはあまり役に立ちそうにない。

そのため、年4回配当が支払われるようになった2006年以降のデータを切り出したものをのせておきます。

 

  年間分配金 成長率 増配率 5年複利 10年複利
2006年 0.13269 100%   - -
2007年 0.14294 108% 7.7% - -
2008年 0.13846 104% ▲3.1% - -
2009年 0.21118 159% 52.5% - -
2010年 0.36063 272% 70.8% - -
2011年 0.46252 349% 28.3% 28.4% -
2012年 0.82278 620% 77.9% 41.9% -
2013年 0.89304 673% 8.5% 45.2% -
2014年 1.45290 1095% 62.7% 47.1% -
2015年 1.10457 832% ▲24.0% 25.1% -
2016年 1.25326 945% 13.5% 22.1% 25.2%
2017年 1.30136 981% 3.8% 9.6% 24.7%
2018年 1.40527 1059% 8.0% 9.5% 26.1%
2019年 1.58159 1192% 12.5% 1.7% 22.3%

 ※2014年3月期には2回配当あり

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グラフで見るとわかりやすいけど、右肩上がりで増えているのがわかる。

2014年はなぜか年間5回も配当が出たので、イレギュラー的に頭が飛びぬけている。

 

単年度のゆらぎを減らすために5年複利で見ると、年間増配率は10%程度で伸びている。

収益成長率が12%ほどなので、妥当なペース。

(2019年の5年複利は、比較する年がイレギュラーの2014年なので成長率は低く出てます。)

 

構成銘柄

構成銘柄上位10社

順位 銘柄 ティッカー 構成比 累計構成比
1 Apple AAPL  11.42 11.42
2 Microsoft MSFT  11.21 22.63
3 Amazon AMZN  9.73 32.36
4 Facebook FB  4.37 36.73
5 Alphabet GOOGL  3.90 40.63
6 Alphabet GOOG  3.86 44.50
7 Intel INTC  2.76 47.26
8 NVIDIA NVDA  2.19 49.45
9 Cisco Systems CSCO  2.04 51.49
10 Comcast CMCSA  1.92 53.41

 (基準日:2020年6月5日)

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GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft) の全部入りという贅沢なラインナップ。

アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグルの4社は、単独で時価総額1兆ドルを超えたことのある超巨大企業。

ちなみに、日本の時価総額1位のトヨタで23兆円程度、2位のソフトバンク、キーエンスで11兆円程度です。

アメリカ企業のスケールがすごすぎる。

 

QQQの構成銘柄数は約100社あるけど、上位10銘柄で全体の5割以上を占めている。

半分の上位50社で、全体の9割近くを占めるので集中度は高い。

VGTと同じで、QQQも集中投資が好きな人には向いているETF。

 

 解説

上位10社を簡単に説明すると、

 

1位:アップル(AAPL)

iPhone、iPad、Macなどのハードウェアなどを製造している。

iOSのアクティブ端末数は15億台と驚異的な数字なので、この記事を読んでいる人の中にもアップル製品を使っている人も多いはず。

最近では、ハード部門だけでなく、サービス部門を伸ばそうとしている。

時価総額世界1位の座はアップルかマイクロソフトのどっちか。

 

2位:マイクロソフト(MSFT)

WindowsやOfficeなどのソフトメーカー。

ゲーム機のXboxやSurfaceのPC・タブレットなどのハードも作っている。

クラウド分野も好調。仕事をしていると、マイクロソフト製品から逃れるのは至難の業。

 

3位:アマゾン(AMZN)

ご存じ世界最大のネット通販サイトのアマゾン。

利益の大半はクラウドサービスのAWSで稼いでいる。

利益の大半は再投資に回しているので、純利益はほとんど残っていない。

その代わり、売上高が年20~30%と驚異的なスピードで成長を続けている。

 

4位:フェイスブック(FB)

フェイスブック、インスタグラムなどSNSの分野でのトップ企業。

日本ではあまり使われていないけど、他にも数億人単位で使われているSNSも多い。

収益の大半は広告で稼いでいて、利益率は非常に高い。

アメリカでは、プライバシーでよく問題になっている。

 

5位:アルファベット クラスA(GOOGL)

これまたご存じのグーグル。

ネットを使ってて、グーグルを知らない人はいないと思われるくらい圧倒的な存在。

検索エンジンの雄。ヤフー検索も実は裏で動いているのはグーグルの検索エンジン。

スマホのアンドロイドやYoutubeなどもあるが、収益の大半は広告で稼いでいる。

 

6位:アルファベット クラスC(GOOG)

5位と同じくグーグルだけど、株式の種類が違う。

グーグル株にはクラスA、B、Cの3種類があって、クラスAは、議決権がある通常の株式。

クラスBは、クラスAの10倍の議決権があり、創業者などの幹部が持っていて市場には出回らない。

クラスCは、議決権がない株。日本の証券会社で株を買った場合は、アメリカでは証券会社名義で一括登録されているので、議決権の有無は関係ない。単純に割安の方を買えばいいだけ。

 

あれ、どっかで見た顔ぶれだって??

そう、S&P500と全く同じです。だからVOOの記事と説明文もまったく同じ。

 

7位:インテル(INTC)

世界最大の半導体メーカーで、パソコンなどのCPUを主に製造している。

CMでよくやってた、インテル入ってる、のあれ。

最近はAMDに大きくシェアを奪われているので、インテル入ってないPCが増加中。

 

 8位:エヌビディア(NVDA)

映画やゲームなどのコンピュータグラフィックなどでも使用される、グラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)と呼ばれるグラフィックコントローラを製作している。

2019年時点では、PC部門ではiGPUのシェアはAMDに抜かれたが、dGPUでは圧倒的なシェアを持っている。

パソコンだけじゃなく、プレイステーション、任天堂スイッチなどのゲーム機にも入っている。

 

9位:シスコシステムズ(CSCO)

ネット接続用ルーターやスイッチなどのネットワーク機器の世界大手。

データセンターやセキュリティ分野にも力を入れている。

 

10位:コムキャスト(CMCSA)

聞いたことないなって思う人でも、ユニバーサル・スタジオといえばわかる人も多いはず。いわゆるハリウッド。日本では大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で有名。メインはケーブルネットワーク事業で、他にも経済ニュースで有名なCNBCなども傘下に持つ、メディア・コングロマリット。

 

 

 セクター別構成比

セクター 構成比
情報技術 47.41%
通信サービス 20.55%
一般消費財 16.49%
ヘルスケア 7.37%
生活必需品 5.18%
資本財・サービス 2.26%
公益 0.74%


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情報技術セクターだけでほぼ半分を占めている。

通信サービスと一般消費財を加えると、3セクターだけで全体の85%ほどを占めるのでセクター的にも集中度が高い。

 

上位10社がどこに含まれるかというと、

アップル、マイクロソフト、インテル、エヌビディア、シスコシステムズは、「情報技術」

アマゾンは、「一般消費財」

フェイスブック、グーグル、コムキャストは、「通信サービス」

 

上位10社以外だけど、そのほかのセクターのトップは、

「ヘルスケア」は、構成比17位のアムジェン(AMGN:バイオ医薬品メーカー)

「生活必需品」は、13位のペプシコ(PEP:ペプシコーラの会社)

「資本財・サービス」は、35位のCSX(CSX:東海岸の鉄道会社)

「公益」は、48位のエクセロン(EXC:米国最多の原発を保有する電力会社)

 

   

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まとめ

  • QQQは、インベスコ社が運用している、ナスダック100指数に連動するETF。

 

  • QQQの成長率は、市場のベンチマークであるS&P500(VOO)を上回っている。

 

  • その結果として、株主からの人気(お金)が集まりやすく、トータルリターンもVOOを大きく上回っている。

 

  • QQQは、経費率は0.2%と最近のETFの中では高めだけれど、それを補って余りあるリターンをたたき出しているので、それほど気にしなくていい。

 

  • 現在の配当利回りは低く、配当成長率は10%程度だが、そもそも成長企業の集まりでキャピタルゲイン(株価値上がり益)を取るのに向いている商品なので、配当はおまけ程度に考えるのがいい。

 

  • GAFAM(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフト)の全部入りのよくばりETF。

 

  • 構成銘柄数は100社だが、上位10社で5割、50社で9割近くを占めるなど、投資先が集中されているので、成長性の低い企業などに足を引っ張られる可能性が低い。

 

 

おまけ

全構成銘柄

NASDAQ100なので構成銘柄数は基本100社だけど、入れ替えのズレとかもあるので実際は103社。基準日は2020年6月5日です。

順位 銘柄 ティッカー 構成比 累計構成比
1 Apple AAPL  11.42 11.42
2 Microsoft MSFT  11.21 22.63
3 Amazon AMZN  9.73 32.36
4 Facebook FB  4.37 36.73
5 Alphabet GOOGL  3.90 40.63
6 Alphabet GOOG  3.86 44.50
7 Intel INTC  2.76 47.26
8 NVIDIA NVDA  2.19 49.45
9 Cisco Systems CSCO  2.04 51.49
10 Comcast CMCSA  1.92 53.41
11 Adobe ADBE  1.91 55.32
12 Netflix NFLX  1.85 57.17
13 PepsiCo PEP  1.85 59.01
14 PayPal Holdings PYPL  1.84 60.85
15 Tesla TSLA  1.64 62.49
16 Costco Wholesale COST  1.38 63.87
17 Amgen AMGN  1.34 65.21
18 Broadcom AVGO  1.27 66.48
19 T-Mobile US TMUS  1.26 67.74
20 Texas Instruments TXN  1.23 68.97
21 Charter Communications CHTR  1.12 70.09
22 QUALCOMM QCOM  1.02 71.11
23 Gilead Sciences GILD  0.97 72.08
24 Starbucks SBUX  0.97 73.05
25 Mondelez International MDLZ  0.76 73.81
26 Intuit INTU  0.75 74.56
27 Booking Holdings BKNG  0.75 75.31
28 Fiserv FISV  0.75 76.05
29 Automatic Data Processing ADP  0.69 76.75
30 Vertex Pharmaceuticals VRTX  0.69 77.44
31 Intuitive Surgical ISRG  0.69 78.13
32 Regeneron Pharmaceuticals REGN  0.65 78.78
33 Advanced Micro Devices AMD  0.62 79.40
34 Micron Technology MU  0.60 80.00
35 CSX CSX  0.58 80.59
36 Applied Materials AMAT  0.56 81.14
37 JD ADR JD  0.55 81.69
38 Activision Blizzard ATVI  0.54 82.23
39 Biogen BIIB  0.54 82.76
40 Illumina ILMN  0.52 83.29
41 Autodesk ADSK  0.52 83.80
42 Analog Devices ADI  0.46 84.26
43 Lam Research LRCX  0.45 84.71
44 MercadoLibre MELI  0.43 85.14
45 Walgreens Boots Alliance WBA  0.40 85.54
46 Kraft Heinz Co/The KHC  0.40 85.94
47 Lululemon Athletica LULU  0.40 86.34
48 Exelon EXC  0.40 86.73
49 Monster Beverage MNST  0.39 87.12
50 Ross Stores ROST  0.37 87.49
51 Marriott International/MD MAR  0.35 87.84
52 Zoom Video Communications ZM  0.35 88.19
53 Electronic Arts EA  0.34 88.54
54 Xcel Energy XEL  0.34 88.88
55 eBay EBAY  0.34 89.23
56 DexCom DXCM  0.34 89.56
57 NXP Semiconductors NV NXPI  0.32 89.88
58 Cognizant Technology Solutions CTSH  0.32 90.20
59 O'Reilly Automotive ORLY  0.32 90.52
60 Baidu ADR BIDU  0.32 90.84
61 NetEase ADR NTES  0.31 91.15
62 KLA KLAC  0.30 91.45
63 Workday WDAY  0.30 91.75
64 Cintas CTAS  0.30 92.05
65 Sirius XM Holdings SIRI  0.29 92.34
66 Paychex PAYX  0.29 92.63
67 Splunk SPLK  0.29 92.91
68 Synopsys SNPS  0.28 93.19
69 Verisk Analytics VRSK  0.27 93.46
70 PACCAR PCAR  0.27 93.73
71 IDEXX Laboratories IDXX  0.27 94.00
72 ASML Holding NV ASML  0.27 94.26
73 Microchip Technology MCHP  0.27 94.53
74 Cadence Design Systems CDNS  0.26 94.79
75 Seattle Genetics SGEN  0.26 95.04
76 Alexion Pharmaceuticals ALXN  0.26 95.30
77 ANSYS ANSS  0.25 95.55
78 VeriSign VRSN  0.25 95.80
79 Fastenal Co FAST  0.25 96.04
80 CoStar Group CSGP  0.25 96.29
81 Xilinx XLNX  0.24 96.53
82 Skyworks Solutions SWKS  0.23 96.76
83 Cerner CERN  0.23 96.99
84 Align Technology ALGN  0.23 97.22
85 Dollar Tree DLTR  0.22 97.44
86 Copart CPRT  0.22 97.65
87 Incyte INCY  0.20 97.86
88 BioMarin Pharmaceutical BMRN  0.19 98.05
89 CDW/DE CDW  0.18 98.23
90 Citrix Systems CTXS  0.17 98.40
91 Maxim Integrated Products MXIM  0.17 98.57
92 Check Point Software Technologies Ltd CHKP  0.16 98.73
93 Trip Group Ltd ADR TCOM  0.15 98.88
94 Take-Two Interactive Software TTWO  0.15 99.03
95 Western Digital WDC  0.15 99.17
96 Ulta Beauty ULTA  0.15 99.32
97 Expedia Group EXPE  0.13 99.44
98 United Airlines Holdings UAL  0.12 99.57
99 Fox FOXA  0.11 99.68
100 NetApp NTAP  0.11 99.78
101 Liberty Global PLC LBTYK  0.10 99.88
102 Fox FOX  0.08 99.96
103 Liberty Global PLC LBTYA  0.04 100.00

 

 

データ出所

  • 運用会社である、インベスコ社(米国版)

https://www.invesco.com/us/financial-products/etfs/product-detail?productId=QQQ

  •  情報量が多くて便利な、モーニングスター社(米国版)

https://www.morningstar.com/

  •  チャート比較が便利な、ヤフーファイナンス(米国版)

https://finance.yahoo.com/

 

 

Disclaimer

この記事は、私の個人的見解に基づくもので、さらに私には未来を予言する力もないので、投資の際にはご自身で最新かつ正確な情報を収集した上で、投資するかどうかを含めご判断ください。